歴史小話

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東京都

【小話】小河内ダムに沈んだ奥多摩の温泉 鶴の湯温泉

『武州御嶽山信仰』を読んでいたら、江戸時代の奥多摩に鶴の湯温泉というものがあったことを知った。効能は「打身、くじき、切疵、頭痛、しつひぜん、瘡毒の類によし」と評されているが、これは青梅の商人・山田早苗が69歳から70歳の高齢ながらも険しい山...
歴史小話

【小話】中世に始まり中世に終わる石刻文書 板碑(いたび)

御岳講について知りたいと思い『武州御嶽山信仰』を読んでいたら、板碑というものを知った。本の言葉を借りると「民間信仰の、特に中世の庶民の信仰を知るのにまたとない好史料であり、社会・経済生活を知る手がかりとなる」もので、中世に大量に造られたもの...
歴史小話

【小話】武州世直し一揆と御岳御師

幕末の不安定な状況で起きた一揆に武州世直し一揆というものがある。慶応2年(1866年)6月に名栗村(現埼玉県飯能市)で発生した農民暴動は、2日後には青梅・御嶽へ、翌日には五日市・田無へと波及し、武州・上州に散在する豪農や酒造家が次々に襲われ...
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歴史小話

【小話】御岳講

講というものを知ったのは、山梨県の南西部にある早川町の赤沢宿がきっかけだった。どこか一人で泊まれる古民家はないものかと探していた時にネットで知り、かつて講を組んで七面山に登った参詣者がいたことを知った。 一口に講と言っても、仏教行事としての...
歴史小話

【小話】飛鳥時代の目安箱?鐘匱(しょうき)の制

目安箱と言うと、江戸時代の8代将軍徳川吉宗の政策として歴史で習った覚えのある人が多いかと思う。戦国時代が好きな人は北条氏康が設置したことを知っている人もいるのではないだろうか。 吉宗の時の目安箱は、氏名と住所を記入することになっており、そう...
大阪府

【小話】仁徳陵の見所

2019年に世界遺産に登録された仁徳陵。周辺の百舌鳥古墳群と、仁徳陵に劣らぬ規模の応神陵(誉田山古墳)とその周りの古墳群(古市古墳群)も含めて、「百舌鳥・古市古墳群」として、ユネスコ世界文化遺産に登録されている。 2015年に電車で日本一周...
歴史小話

【小話】結縄と藁算

中公文庫『日本の歴史1 神話から歴史へ』には、漢字が輸入され使われるようになったのは応神王朝の頃だと書かれている。五世紀あたりの、西暦300年後半から400年前半頃となる。 漢字が使われる前は木に数を刻んだり、草や紐を結んで数を表していたら...
歴史小話

【小話 現在】木と水の不思議な関係

中公文庫『日本の歴史1 神話から歴史へ』を読んで、木は水の中では腐らないことを知った。水に浸かった木材は腐ることがないため、池の底にある遺跡から木製の農具が発掘されたりするのだ。 海水でも腐らないのかと思い調べてみると、海水でも木は腐らない...
歴史小話

【小話】戦後大量に破壊された古墳②

戦後の古墳の破壊について何か知れないかと思い、宮川徏『よみがえる百舌鳥古墳群』新泉社(2018)を読んでみた。本のメインは、著者自身が古墳の調査した経験から考えた百舌鳥古墳群についての考察だが、所々に古墳の破壊について書かれている。 古墳は...
歴史小話

【小話 戦後】戦後大量に破壊された古墳①

中公文庫の日本の歴史第一巻の中で、戦後の古墳の破壊について少し触れられてる。終戦後は調査らしい調査も行われないまま、次々に古墳が急速度で壊されていったらしく、それにに対して著者は次のように述べている。 しかし、かれらの墓泥棒たちを心なき者と...
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