歴史小話

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【小話】縄文時代早期の半定住・半移住生活

中公文庫日本の歴史シリーズ1巻の『神話から歴史へ』を読んだら、土器について知りたいと思い、無料で見れる渋谷の國學院大學博物館に行ってみた。 すると企画展で、群馬県長野原町にある居家以(いやい)岩陰遺跡の発掘に関する展示をしていて、縄文時代早...
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【小話 古代】持衰②神へ捧げられた神主

持衰(じさい)について、何か本に書かれていないかネットで調べてみたら、宮本常一の『炉辺夜話』に書かれていることが分かり、読んでみた。本にはこのようなことが書かれている。 実は日本の遣唐使節が中国へ行きます時に、必ず船に〈持衰〉というものが乗...
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【小話 古代】持衰①航海の結果が生死を決めるシャーマン

中公文庫『日本の歴史1 神話から歴史へ』で持衰というものを知った。「じさい」と読む。安全に航海を行うことを役割とするシャーマンで、『魏志倭人伝』に書かれているのだが、これがまたインパクトがある。 古代、邪馬台国は中国にしばしば使節を送ったが...
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【小話】藩を潰しかねない主君は強制的に隠居させてしまう江戸時代の一般的慣行「主君押込」

江戸時代といえば、武士は主君に絶対的な忠誠を誓い、主君の命令に服従するものといったイメージがあるかもしれない。武士道や葉隠れという言葉のイメージもそうしたものだという人も少なくないのではないかと思う。 しかし、悪政を敷く主君に対しては、意見...
鹿児島県

【小話】入宋貿易で国外に輸出されていた硫黄

岩生成一著『日本の歴史14 鎖国』(中公文庫)を読んでいた時、江戸時代初期の海外との貿易の輸出品に硫黄という文字が書かれていて目が止まった。現在のベトナム・カンボジア・タイに日本の硫黄が、朱印船貿易で輸出されいることが本に書かれていた。 日...
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【小話】海外で好評だった日本の醤油

画像は広益国産考8巻の醤油と味噌を製造している絵 出典:国立国会図書館デジタルコレクション 中公文庫の『日本の歴史14 鎖国』に、日本の醤油についてこんな記述がある。 「日本ではひじょうに上質の醤油をつくる。これは中国の醤油にくらべてはるか...
歴史小話

【小話】朱印船貿易で海外に売られた日本の鋏

江戸時代初期、鎖国令が出される前の朱印船貿易の頃の日本の輸出品に、鋏(はさみ)がある。岩生成一著『鎖国 日本の歴史14』(中公文庫)には日本からの輸出品の一覧があり、そこには鋏がマニラに運ばれたことが書かれている。 それを見た時に、堺で発達...
鹿児島県

【小話】明治維新の原動力ともなった鎖国期の輸出品 樟脳

画像は日本山海名物図会の第3巻樟脳製法 出典:国立国会図書館デジタルコレクション 鎖国期の日本の輸出品に樟脳(しょうのう)がある。楠(くすのき)を細かく砕いて蒸留してもので、主に西欧で医薬品や防虫剤、香料として使われた。鎖国期の主な輸出品で...
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【小話】アンコールワットの日本人の落書き

以前YouTubeで、江戸時代にアンコールワットに行って落書きをして来た日本人がいたと、ある人が笑いながら話していたのを観たことがある。江戸時代は庶民が旅をするようになった時代だが、それは中期以降のことだ。江戸時代初期には鎖国が始まり海外へ...
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【小話】江戸時代初期の朱印船貿易からみる日本の輸入出品

中公文庫の『日本の歴史14 鎖国』に江戸時代初期の貿易の輸入・輸出品が紹介されている。寛永10年(1633年)の第一回鎖国令が出される前は、日本からの朱印船がアジア諸国へ渡航し品々の交換をしているが、その寄港地は台湾・マカオ・マニラ・トンキ...
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