歴史小話

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【小話】行基と知識

奈良時代、東大寺の大仏殿の造営に多大な貢献をし名僧と言われた行基は、民衆のために生きる僧でした。行基が造った橋は6、溜池は15、布施屋は9、信者の活動拠点である僧尼院は49といわれています。 その他にも灌漑用の用水路や港を造り、『行基菩薩伝...
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【小話】奈良時代の名僧 行基

行基は終生畿内から出ることはありませんでしたが、日本の各地には行基が造ったとされる寺院や橋、温泉などの開基伝承や開湯伝承が残されています。 このサイトでも紹介したことのある、東京の御岳山にある御嶽神社も、行基創建の伝承があります。それだけ行...
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【小話】僧になる資格がすっかり甘くなる奈良時代の仏教

大宝律令がスタートした奈良時代の初期は、僧尼になることのは難しかった。僧尼は公務員のような官僧であり、税金免除をはじめとした優遇措置があったため、相当の学問と修行が求められた。持統朝から毎年定期的に僧尼になるシステムができたが、その数は限ら...
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【小話】往路よりも復路が危険な遣唐使

遣唐使が危険なことは有名である。4隻で唐に行くのはリスクヘッジのためで、行きに半分、帰りに半分が沈んでも1隻は残るように4隻が派遣されたなんてことも聞いたことがある。危険なことには変わりはないのだが、行きよりも帰りが特に危なかった。 航海技...
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【小話】命を懸けて海を渡る貴族 遣唐使

8世紀の貴族は高い理想を持ち、学問を修め自らが実務を担当した者が多い。平城京の造営、大仏建立、農業指導など、がむしゃらに働いた貴族がいたが、中には自らの命を懸けて海に渡った貴族もいた。遣唐使である。8世紀には大宝度・養老度・天平度・勝宝度・...
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【小話】班田収授の意外な実態

中学高校の日本史の授業で班田収授の法は6歳以上になると口分田がもらえると教わった。戸籍は6年ごとに作られるから、運のよい子なら6歳の時に戸籍を作る年と重なり口分田がもらえるが、運の悪い子は5歳の時に戸籍作成の年となり、その6年後の11歳にな...
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【小話】逃亡する役夫

奈良時代、家族と共に働くことだけが生きがいだった百姓たちが一番恐れたものは、徭役という名の強制労働だった。『 日本の歴史3 奈良の都』には平城京で働く役夫の様子が描かれている。 平城京の造営には日本各地から役夫が集められ、厳しい現場に配置さ...
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【小話】奈良時代の位階 越えられない五位の壁と外位

奈良時代に目まぐるしく出世した官人の例として、上馬養(かみのうまかい)が知られている。718年(養老2年)~775年(宝亀6年)に生きたとされる官人で、東大寺の写経所で校正係をしていた人物である。校正係の後に出納係となり、石山寺の造営事業に...
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【小話】奈良時代の貴族の特権

奈良時代の貴族には、仕事に対する収入のみならず様々な特権があり、その特権は子孫にまで保証されていた。貴族とは一般的に五位以上の位階を持つ者を指すが、五位と六位の位階の間には越えられない大きな壁があり、どんなに優秀な者でも家柄が無ければ五位に...
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【小話】原因不明の火災 正倉院を燃やす神火

8世紀後半から9世紀にかけて、諸国の正倉で原因不明の火災がしばしば起こった。正倉という言葉は今では奈良の正倉院を指すが、当時は各地に稲などの穀物を蓄える正倉という蔵があった。この正倉の火災は原因不明のため、神が起こした火災として「神火(じん...
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