歴史小話

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【小話】平安時代 武士の棟梁八幡太郎義家にまつわる伝承

画像は源義家前賢故実6巻(出典:国立国会図書館デジタルコレクション) 「武士の棟梁」「武士の長者」として知られる源頼家には、様々な伝承がある。前九年の役・後三年の役を戦った源義家は、京都から東北に向かう道中の関東で伝承を残し、また戦場となっ...
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【小話】平安時代 武士はどのように発生したのか 在地領主論と職能論と国衙軍制論

画像は平治物語絵巻(出典:国立国会図書館デジタルコレクション) 過酷な年貢の徴収から生活を守るために農民が武装したのが武士の起源だと、学生の頃に教わったような気がする。大人になって日本史を学び直そうと思うようになってから、さすがにその説を信...
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【小話】平安時代 先進性のある優れた政策を行い、近年評価が見直されている武将 平清盛

日本史に登場す歴史上の人物のなかには、近年再評価されている人物が少なからずいる。平清盛もそのうちの一人である。権力をほしいままにし、横暴な専制政治を行った人物としてののしられてきたが、近年では、清盛は鎌倉幕府の基礎をつくったと人物といわれて...
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【小話】平安時代 誤解していた平清盛の人柄

平家にあらずんば人にあらず 昔、学校の授業で、平清盛は権勢をほしいままにし私利私欲のために政治を行い、それが多くの反感を買い罰が当たり熱病におかされて死に、平氏が滅亡したと教わった。しかも数人の教師から。ある教師は平家物語を持ち出し、清盛は...
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【小話】分かりずらい古代の荘園を理解するうえで押さえておきたいこと

画像は一遍上人絵詞(出典:国立国会図書館デジタルコレクション) 日本史を学ぶ学生を悩ませるもののトップは中世の荘園制と近世の貨幣制度らしい。教える側の教師や塾の先生も、同じように思う人が少なくないらしい。自分も例に漏れず荘園制についての理解...
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【小話】奈良〜平安時代 律令制の下で有名無実化していく郡司②

以前「小話」で、律令制の下で有名無実化していく郡司について書いた。郡司が国司の下で中央政府から収奪されていく様子を、過重労働の面から書いてみた。戸籍作成をはじめとする膨大な文書作成業務が郡司に降りかかり、作業効率が低下し、割に合わないとう郡...
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【小話】平安時代 地方の最大の収奪者たる王臣家

画像は平治物語絵巻(出典:国立国会図書館デジタルコレクション) 奈良時代や平安時代を考える際に、王臣家の存在を抜きにすると分からなくなる。これまで天皇や摂関家、公卿、国司の動向に注目していたが、これでは理解が不十分であることを『武士の起源を...
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【小話】古代から戦後まで各地で多くの命を奪った病気 マラリア

マラリアと聞くと、近現代の病気というイメージがある。自分が知っているのは、戦時中に多くの日本軍が海外でマラリアに苦しめられたことと、世界では現在でもマラリアは怖い病気であり、海外に渡航する際には予防接種を受けた方がいいということだ。10年く...
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【小話】激痛に苦しみながら死に、助かっても肉の壊疽を起こす恐怖の猛毒 ハブ咬症

『毒蛇』(小林照幸著)にはハブの怖さが書かれている。ハブに咬まれるとすぐに激痛が起こり、患部は紫色に変色してみるみる2倍3倍にも腫れあがり、時間が経つほど苦しみは酷くなり、内出血による血圧低下で急性循環器障害が起こり、死亡する。ハブに咬まれ...
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【小話】毎年夏になると米どころ新潟・秋田・山形で発症し村人の命を奪った病気 ツツガムシ病

かつて日本の米どころである新潟・秋田・山形では、毎年夏になると原因不明の高熱が出て相次いで死者が出た。村の人々は長年の経験から、河原や中洲の草むらに入ると虫に刺され発症することを知っており、その土地に安易に近寄ることを禁止していた。しかし、...
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