しききまま

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歴史小話

【小話】平安時代 疫病で広まるデマ

コロナウイルスが蔓延して生活に影響が出るようになってから約1年半が経ち、思い返してみればいろいろなデマがあったものだと思う。海藻のアオサが効く、ポリフェノールがいい、首に下げてコロナウイルスを除菌、マイナスイオン発生器でコロナウイルスは死滅...
歴史小話

【小話】平安~鎌倉時代  日記と夢と開基伝承

『日記で読む日本文化史』を読んでいたら、昔の僧は自分が見た夢を日記に書いていたことが書かれていた。鎌倉時代前期に明恵という僧がいたのだが、彼は40年にわたり自身の見た夢を記録して『夢之記』というものを作った。「夢」というものに惹かれるものが...
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【小話】平安時代 退屈だが史料としての価値が高い平安貴族の日記

画像は前賢故実. 巻第6(出典:国立国会図書館デジタルコレクション) 平安時代の日記は現代の日記とは違い、儀式の作法が多く書かれ、自分の日記が後に他人に読まれ利用されることを意識して書かれた公的なものであった。平安時代は何かと儀式が多く先例...
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暴力がはびこる平安京

画像は年中行事絵巻(出典:国立国会図書館デジタルコレクション) 前回書いたように、平安時代の貴族の中には乱暴な者が少なくなかった。平安貴族の乱暴騒ぎは『殴り合う貴族たち』に詳しく書かれているが、天皇の前で取っ組み合いの喧嘩をするわ、逃げ出し...
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【小話】平安時代 暴力的だった貴族

『日本の歴史5 王朝の貴族』には当時右小将だった藤原兼房が蔵人頭に暴力を振るったことが書かれている。ある晩、居間でお酒を飲んでいたところ、何が原因か分からないが兼房は蔵人頭を罵倒し、据えてあった菓子を足で蹴散らし、蔵人頭が席を立とうとすると...
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【本のレビュー】平安時代『日本の歴史5 王朝の貴族』土田直鎮

概略 平安時代中期、名実ともに権力を極め平安貴族の頂点となった藤原道長が、どのようにして権力を握り、政治を主導していったのかを書いた本。扱う時代は村上天皇が崩御した967年(康保4年)から前九年の役が起き末法の世に入る1052年(永承7年)...
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【小話】奈良・平安時代 国司の横暴

受領は倒るるところに土をもつかめ 受領たるもの失敗しても空手で帰るな、どんな場合でも利益を得よ、というこの言葉には平安時代の受領の貪欲さが示されている(受領とは現地に赴任した国司。平安時代になると現地に赴任しない国司もいて、それと区別するた...
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【小話】平安時代 踊念仏と瓢箪

画像は都名所図会4巻の1(出典:国立国会図書館デジタルコレクション) 空也について調べていたら、空也が始めたとされる踊念仏には瓢箪が深く関わっていたことを知った。空也上人像から分かるように、空也は鉄製の鉦(かね)を胸に下げていて、後に踊念仏...
京都府

【小話】平安時代 空也と皇服茶(おおぶくちゃ)

画像は都名所図会(出典:国立国会図書館デジタルコレクション) 民衆と共に念仏を唱え各地を遊行した空也と馴染みの深いお茶が京都にある。六波羅蜜寺の皇服茶(大福茶)がそれで、空也が没してから1000年以上が経った現在でも毎年多くの人に飲まれてい...
京都府

【小話】平安時代 空也と葬送

民衆の中に入り浄土信仰を布教し、「市聖」「阿弥陀聖」と呼ばれた空也は、比叡山で得度を受ける前は五畿七道を巡り苦修練行をしていた。険しい道があればそれを平らげ、橋を架け、井戸を掘り、曠野(こうや)に棄てられた死骸があれば火葬に付し、南無阿弥陀...
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