江戸時代

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東京都

【旅の拾いもの】御岳山② 御師の活動

『武州御嶽山信仰』(西海賢二著 岩田書院)を読むと、御嶽山の御師の活動がどれだけ精力的だったのか、知ることができる。今回は御嶽御師の活動について、少し書いてみたいと思う。 御嶽御師の布教近世の明暦年間(1655~1658年)になると、御嶽御...
東京都

【旅の拾いもの】御岳山① 武州御嶽山信仰

御岳山には御師集落がある。数十軒の家があり約140人ほどの住人がいて、主に御岳山に登って来た人達に食事や寝床を提供してその生活を成り立たせている。現在もなお御師集落がある所は珍しく、関東では御岳山と神奈川の大山だけである。 今回メインサイト...
新潟県

『北越雪譜』鈴木牧之

画像は北越雪譜. 初篇 巻之上。出典:国立国会図書館デジタルコレクション 本の紹介江戸時代後期の商人・鈴木牧之が、越後・魚沼郡の雪の暮らしを紹介した本。実際に自分が見たことや聞いた体験談から、雪にまつわる文化や風習を書いている。 雪の性質や...
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本のレビュー

『主君「押込」の構造』笠谷 和比古

本の紹介江戸時代に、藩を潰しかねない危険な藩主を強制的に隠居させる「主君押込(しゅくんおしこめ)」というものが、一般的慣行として存在していたことを書いた本。これまで主君押込は、あくまで偶然的な、例外的な陰謀事件に過ぎないものと捉えられていた...
歴史小話

【小話】藩を潰しかねない主君は強制的に隠居させてしまう江戸時代の一般的慣行「主君押込」

江戸時代といえば、武士は主君に絶対的な忠誠を誓い、主君の命令に服従するものといったイメージがあるかもしれない。武士道や葉隠れという言葉のイメージもそうしたものだという人も少なくないのではないかと思う。 しかし、悪政を敷く主君に対しては、意見...
本のレビュー

中公文庫『日本の歴史15 大名と百姓』佐々木潤之介

概略まず最初に、難解だったため著者の主張に沿ってまとめてられているのか自信がないことを先に書いておく。 近世農村の成立をテーマに「小農(小百姓)」が自立していく過程を書いた本。村落の動向から「小農」の自立を説くといった一元的なものではなく、...
旅の拾いもの

【柴又帝釈天】庚申待 帝釈天信仰や庚申信仰、暦、講、縁日などについて

メインサイト(綴る旅)で柴又帝釈天の記事を書いていたら、庚申待(こうしんまち)というものを知った。60日ごとにめぐってくる庚申(こうしん)の日に、地域の者が集まり夜通し朝まで起きている行事だ。江戸時代には日本の各地にあり、昭和三十年代まで全...
佐賀県

【小話】鎖国期に海を渡った有田焼

鎖国期の日本の輸出品の中で、海外から人気のあったものといえば陶磁器も知られている。金・銀・銅・樟脳に劣らず海外から重宝され、日本の文化・芸術を世界に知らしめたものとして有名だ。 信長が保護した瀬戸焼や、秀吉が朝鮮から連れて来させた陶工による...
旅エッセイ

【旅エッセイ】旅と楠

樟脳について知りたいと思い、『楠(ものと人間の文化史)』という本を読んでみた。楠の特性や用途が書かれているのはもちろん、楠を語る上で欠かせない樟脳について、そして樟脳を語る上で欠かせないセルロイドについても詳しく書かれていて、読んでいて面白...
歴史小話

【小話】海外で好評だった日本の醤油

画像は広益国産考8巻の醤油と味噌を製造している絵 出典:国立国会図書館デジタルコレクション 中公文庫の『日本の歴史14 鎖国』に、日本の醤油についてこんな記述がある。 「日本ではひじょうに上質の醤油をつくる。これは中国の醤油にくらべてはるか...
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