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歴史小話

【古代】銅鏡

銅鏡がどんなものなのか、いまいち分からなかった。現在の鏡のようにきちんと姿形を映せる技術が当時あったとは思えないし、何かを映しているのを自分の目で見たこともない。古代の技術だし太陽の光を受けて明るく光る程度のものだろうと思っていた。 しかし...
歴史小話

【小話】遣隋使の船の帆

第一回の遣隋使が派遣されたのは、聖徳太子が摂政の地位にいた600年(推古8年)のこと。あまりに古いことで遣隋使の船がどのようなものだったのかは知る由はない。これより時代の下る遣唐使の船でさえ、どのような船だったのかは不明であり、当時の船を知...
歴史小話

【小話】富籤(とみくじ)

東京青梅の御嶽神社について調べていたら、江戸時代に社殿の改修費を集めるために宝くじを開催したことを知った。幕府の統制下に入った寺社ははじめのうちは社殿などの改修費を幕府からもらっていたが、元禄年間(1688~1704年)以降、幕府の財政が悪...
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東京都

【小話】小河内ダムに沈んだ奥多摩の温泉 鶴の湯温泉

『武州御嶽山信仰』を読んでいたら、江戸時代の奥多摩に鶴の湯温泉というものがあったことを知った。効能は「打身、くじき、切疵、頭痛、しつひぜん、瘡毒の類によし」と評されているが、これは青梅の商人・山田早苗が69歳から70歳の高齢ながらも険しい山...
歴史小話

【小話】中世に始まり中世に終わる石刻文書 板碑(いたび)

御岳講について知りたいと思い『武州御嶽山信仰』を読んでいたら、板碑というものを知った。本の言葉を借りると「民間信仰の、特に中世の庶民の信仰を知るのにまたとない好史料であり、社会・経済生活を知る手がかりとなる」もので、中世に大量に造られたもの...
歴史小話

【小話】武州世直し一揆と御岳御師

幕末の不安定な状況で起きた一揆に武州世直し一揆というものがある。慶応2年(1866年)6月に名栗村(現埼玉県飯能市)で発生した農民暴動は、2日後には青梅・御嶽へ、翌日には五日市・田無へと波及し、武州・上州に散在する豪農や酒造家が次々に襲われ...
歴史小話

【小話】御岳講

講というものを知ったのは、山梨県の南西部にある早川町の赤沢宿がきっかけだった。どこか一人で泊まれる古民家はないものかと探していた時にネットで知り、かつて講を組んで七面山に登った参詣者がいたことを知った。 一口に講と言っても、仏教行事としての...
東京都

【旅の拾いもの】御岳山③ 御岳講(檀那)について

御岳山御師による精力的な布教により、江戸時代には多くの庶民が御嶽山に登拝した。彼らは講を組み、御岳講の一員(講中)として参詣をした。今回は村人にフォーカスを当て、御岳講の講中が御師とどのように関わり参詣したのか、見ていきたい。 御岳講御師を...
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【旅の拾いもの】御岳山② 御師の活動

『武州御嶽山信仰』(西海賢二著 岩田書院)を読むと、御嶽山の御師の活動がどれだけ精力的だったのか、知ることができる。今回は御嶽御師の活動について、少し書いてみたいと思う。 御嶽御師の布教近世の明暦年間(1655~1658年)になると、御嶽御...
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【旅の拾いもの】御岳山① 武州御嶽山信仰

御岳山には御師集落がある。数十軒の家があり約140人ほどの住人がいて、主に御岳山に登って来た人達に食事や寝床を提供してその生活を成り立たせている。現在もなお御師集落がある所は珍しく、関東では御岳山と神奈川の大山だけである。 今回メインサイト...
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