本のレビュー 中公文庫『日本の歴史13 江戸開府』辻達也 本の概略織田信長の死後、豊臣秀吉に律義に従い諸大名と秀吉との斡旋に努めながらも、自身の政治的・経済的基盤を確立し、秀吉の亡き後は豊臣家を滅ぼし、江戸幕府の長期政権構想を築き上げた徳川家康について書かれた本。 家康、秀忠、家光三代が50年かけ... 2021.01.23 本のレビュー
歴史小話 【小話】移動組立式の近世の軍船 入れ子船 『日本史の謎は「地形」で解けるー環境・民族篇』で紹介されていた、『「縮み」志向の日本人』という本を読んでいたら、入れ子船というものを知った。入れ子というのは、同じ形で大きさの少し違うものを重ねて収容することで、現在ではお弁当箱やジップロック... 2021.01.19 歴史小話
本のレビュー 『今川義元知られざる実像』小和田哲男 総評「今川復権」という、今川義元の名誉回復運動をしている小和田哲男氏の書いた本。本書は雑誌や新聞等に寄稿した文を繋げて作られている。著者はNHK大河ドラマの時代考証に関わっていることでも知られている。 個性的な大名が次から次へと現れた戦国時... 2021.01.14 本のレビュー
歴史小話 【小話 戦国時代】桶狭間の戦い 画像は大日本歴史錦繪 月岡芳年「桶狭間合戦稲川義元朝臣陳歿之図」(出典:国立国会図書館デジタルコレクション) 日本史の中でも最も人気がある戦国時代。その中でも、日本三大奇襲は特に多くの歴史ファンが想像を駆り立てる、関心のあるものだろう。 そ... 2021.01.10 歴史小話
本のレビュー 『日本史の謎は「地形」で解けるー環境・民族篇』竹村公太郎 総評建設省でダムや河川事業に携わり、実際現地の最前線で働いてきた経験を持つ、いわば地形のプロが書いた本。日本の歴史や文化を地形から読み解いていて、資料を調べたり政治や経済から歴史を語った本とは違う楽しさを得られる本。シリーズ三部作の第三弾。... 2021.01.07 本のレビュー
歴史小話 【小話】牛車専用道路 車石 画像は歌川広重の東海道五十三次 大津走井茶屋(出典:国立国会図書館デジタルコレクション) 2021年は丑年なので、今回は牛の話を。竹村公太郎氏の『日本史の謎は「地形」で解ける―環境・民族篇』に車石のことが書かれている。車石とは、江戸時代後期... 2021.01.03 歴史小話
歴史小話 【小話】紅白歌合戦の紅白はなぜ赤色と白色なのか 毎年恒例の紅白歌合戦。なぜ赤色と白色という色分けなのだろうか。 そんなことを気にしたことは、ないのではないだろうか。赤組白組に分かれて対抗戦をするのは、紅白歌合戦に限られてものではないし、誰もが幼い頃から、保育園や幼稚園の運動会で体験してい... 2020.12.31 歴史小話
和歌山県 【旅エッセイ】日本一周旅5日目 和歌山県 感動よりも委縮が勝る那智の大滝 旅の5日目は那智大社に行った。那智の大滝が有名な場所だ。昨日と同じ様に紀伊勝浦駅からバスに乗るが、25分ほどで大社前のバス停に着く。少し手前の大門坂で降りると、石畳の続く熊野古道を歩くことができるのだが、スケジュール上カットすることにした。... 2020.12.25 旅エッセイ和歌山県
和歌山県 【旅エッセイ】日本一周旅4日目 和歌山県 熊野三山の歴史を知る一日 旅の4日目は和歌山県にある熊野三山に行った。世界遺産に登録されている有名な観光地だ。前日に紀伊勝浦駅にある安いビジネスホテルに泊まり、紀伊勝浦駅からバスで神社を巡った。駅の近くにある熊野交通でバスのフリーパスを買い、それを使って熊野本宮大社... 2020.12.22 旅エッセイ和歌山県
本のレビュー おすすめの本 「旅の拾いもの」で日本一周の記事を書いていると、日本の歴史に興味を持ってしまった。食べ物やお寺のことといった、文化についてはもっと知りたいと思っていたが、「日本史」という歴史に対しては興味はあまり持てないと思っていた。寺や当時の庶民の暮らし... 2020.12.22 本のレビュー