平安時代

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歴史小話

【小話】分かりずらい古代の荘園を理解するうえで押さえておきたいこと

画像は一遍上人絵詞(出典:国立国会図書館デジタルコレクション) 日本史を学ぶ学生を悩ませるもののトップは中世の荘園制と近世の貨幣制度らしい。教える側の教師や塾の先生も、同じように思う人が少なくないらしい。自分も例に漏れず荘園制についての理解...
本のレビュー

【本のレビュー】平安時代 『日本の歴史6 武士の登場』竹内理三

画像は平治物語絵巻(出典:国立国会図書館デジタルコレクション) 概略 平忠常の乱の鎮圧に始まる源氏の台頭と、それを危惧した院の対抗馬としての平氏起用を描いた巻。院の重用を利用した平清盛が平氏政権を樹立すると、行き過ぎた政策は貴族や寺社勢力、...
歴史小話

【小話】奈良〜平安時代 律令制の下で有名無実化していく郡司②

以前「小話」で、律令制の下で有名無実化していく郡司について書いた。郡司が国司の下で中央政府から収奪されていく様子を、過重労働の面から書いてみた。戸籍作成をはじめとする膨大な文書作成業務が郡司に降りかかり、作業効率が低下し、割に合わないとう郡...
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歴史小話

【小話】平安時代 地方の最大の収奪者たる王臣家

画像は平治物語絵巻(出典:国立国会図書館デジタルコレクション) 奈良時代や平安時代を考える際に、王臣家の存在を抜きにすると分からなくなる。これまで天皇や摂関家、公卿、国司の動向に注目していたが、これでは理解が不十分であることを『武士の起源を...
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【小話】平安時代 刀伊の入寇に見られる朝廷の地方軽視

画像は年中行事絵巻9巻(出典:国立国会図書館デジタルコレクション) 寛仁3年(1019年)、刀伊の入寇という一大事件が起こる。高麗の方からやってきた50隻もの賊船が対馬・壱岐を襲撃し、140人もの島人が殺され、200人以上がさらわれた。賊船...
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【小話】平安時代 薬として食された牛乳

画像は国牛十図 (出典:国立国会図書館デジタルコレクション) 平安時代の食事は今日のそれと比べると貧相なものに思われてしまう。贅沢を尽くした貴族といえども、美味しい物をたらふく食べたとは思えないし、食事に関しては現代生きていてよかったと思っ...
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【小話】平安時代 虫を恐れた平安時代の人々

画像は病草紙(出典:国立国会図書館デジタルコレクション) 庚申信仰について調べた時、平安時代の貴族は三尸虫(さんしちゅう)という目に見えない虫を恐れていたのを知って、昔の人は随分と迷信深かったものだと思った。現代よりも医学が未発達で衛生状態...
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【小話】平安時代 加持祈祷と調伏

平安時代の貴族は病気になると、医者よりもまずは祈祷師を呼んだ。当時は病気が発症するともののけや怨霊の仕業だと考え、病人に憑りついたもののけや怨霊を追い出すことに専念した。僧侶や陰陽師を祈禱師として呼び、よりましという病人に憑りついたもののけ...
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【小話】平安時代 疫病で広まるデマ

コロナウイルスが蔓延して生活に影響が出るようになってから約1年半が経ち、思い返してみればいろいろなデマがあったものだと思う。海藻のアオサが効く、ポリフェノールがいい、首に下げてコロナウイルスを除菌、マイナスイオン発生器でコロナウイルスは死滅...
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【小話】平安~鎌倉時代  日記と夢と開基伝承

『日記で読む日本文化史』を読んでいたら、昔の僧は自分が見た夢を日記に書いていたことが書かれていた。鎌倉時代前期に明恵という僧がいたのだが、彼は40年にわたり自身の見た夢を記録して『夢之記』というものを作った。「夢」というものに惹かれるものが...
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