平安時代

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京都府

【小話】平安時代 空也と皇服茶(おおぶくちゃ)

画像は都名所図会(出典:国立国会図書館デジタルコレクション) 民衆と共に念仏を唱え各地を遊行した空也と馴染みの深いお茶が京都にある。六波羅蜜寺の皇服茶(大福茶)がそれで、空也が没してから1000年以上が経った現在でも毎年多くの人に飲まれてい...
京都府

【小話】平安時代 空也と葬送

民衆の中に入り浄土信仰を布教し、「市聖」「阿弥陀聖」と呼ばれた空也は、比叡山で得度を受ける前は五畿七道を巡り苦修練行をしていた。険しい道があればそれを平らげ、橋を架け、井戸を掘り、曠野(こうや)に棄てられた死骸があれば火葬に付し、南無阿弥陀...
歴史小話

【小話】奈良時代の貴族の特権

奈良時代の貴族には、仕事に対する収入のみならず様々な特権があり、その特権は子孫にまで保証されていた。貴族とは一般的に五位以上の位階を持つ者を指すが、五位と六位の位階の間には越えられない大きな壁があり、どんなに優秀な者でも家柄が無ければ五位に...
歴史小話

【小話】奈良〜平安時代 律令制の下で有名無実化していく郡司

奈良時代を特徴づけるものの一つに、国司と郡司の地方行政制度がある。地方豪族である郡司は、中央から派遣された国司の下に入り、先祖代々受け継いできた土地を治めるようになるが、それまでの統治を残しつつ国司による新たな統治が始まるという、二重の支配...
歴史小話

【小話 古代】持衰②神へ捧げられた神主

持衰(じさい)について、何か本に書かれていないかネットで調べてみたら、宮本常一の『炉辺夜話』に書かれていることが分かり、読んでみた。本にはこのようなことが書かれている。 実は日本の遣唐使節が中国へ行きます時に、必ず船に〈持衰〉というものが乗...
旅の拾いもの

【柴又帝釈天】庚申待 帝釈天信仰や庚申信仰、暦、講、縁日などについて

メインサイト(綴る旅)で柴又帝釈天の記事を書いていたら、庚申待(こうしんまち)というものを知った。60日ごとにめぐってくる庚申(こうしん)の日に、地域の者が集まり夜通し朝まで起きている行事だ。江戸時代には日本の各地にあり、昭和三十年代まで全...
鹿児島県

【小話】入宋貿易で国外に輸出されていた硫黄

岩生成一著『日本の歴史14 鎖国』(中公文庫)を読んでいた時、江戸時代初期の海外との貿易の輸出品に硫黄という文字が書かれていて目が止まった。現在のベトナム・カンボジア・タイに日本の硫黄が、朱印船貿易で輸出されいることが本に書かれていた。 日...
和歌山県

【旅の拾いもの】日本一周4日目・5日目 和歌山県 熊野詣から知る日本の中世④

山伏もう少し先達を掘り下げて、山伏についてみてみることにする。先ほどは関所を無料で通過できる山伏やそれをいいことに隠密活動をする山伏がいたことや、山道で関銭を要求する山伏について書いた。今度は檀那を獲得する山伏について書いてみたいと思う。山...
和歌山県

【旅の拾いもの】日本一周4日目・5日目 和歌山県 熊野詣から知る日本の中世②

熊野御幸の最盛期熊野御幸の最盛期の数だが、火付け役となる白河上皇の最初の熊野御幸から、実質最盛期が終わる後鳥羽上皇の最後の熊野御幸まで、121年間で92回となる(回数は諸説あり)。白河上皇は第一皇女の死を機に出家し、第一回目の熊野御幸から第...
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