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本のレビュー

【本のレビュー】桃崎有一郎『武士の起源を解きあかす―混血する古代、創発される中世』 古代・中世を知るために読んでおきたい良書

画像は平治物語絵巻(出典:国立国会図書館デジタルコレクション) 武士の発生について何か分かりやすい本はないかと探していた時に、この本を見つけた。著者のことは中世の専門家として名前は知っていたので、中世の内容がメインかと思い読んでみると、古代...
歴史小話

【小話】平安時代 武士はどのように発生したのか 在地領主論と職能論と国衙軍制論

画像は平治物語絵巻(出典:国立国会図書館デジタルコレクション) 過酷な年貢の徴収から生活を守るために農民が武装したのが武士の起源だと、学生の頃に教わったような気がする。大人になって日本史を学び直そうと思うようになってから、さすがにその説を信...
歴史小話

【小話】平安時代 先進性のある優れた政策を行い、近年評価が見直されている武将 平清盛

日本史に登場す歴史上の人物のなかには、近年再評価されている人物が少なからずいる。平清盛もそのうちの一人である。権力をほしいままにし、横暴な専制政治を行った人物としてののしられてきたが、近年では、清盛は鎌倉幕府の基礎をつくったと人物といわれて...
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歴史小話

【小話】平安時代 誤解していた平清盛の人柄

平家にあらずんば人にあらず 昔、学校の授業で、平清盛は権勢をほしいままにし私利私欲のために政治を行い、それが多くの反感を買い罰が当たり熱病におかされて死に、平氏が滅亡したと教わった。しかも数人の教師から。ある教師は平家物語を持ち出し、清盛は...
歴史小話

【小話】分かりずらい古代の荘園を理解するうえで押さえておきたいこと

画像は一遍上人絵詞(出典:国立国会図書館デジタルコレクション) 日本史を学ぶ学生を悩ませるもののトップは中世の荘園制と近世の貨幣制度らしい。教える側の教師や塾の先生も、同じように思う人が少なくないらしい。自分も例に漏れず荘園制についての理解...
本のレビュー

【本のレビュー】平安時代 『日本の歴史6 武士の登場』竹内理三

画像は平治物語絵巻(出典:国立国会図書館デジタルコレクション) 概略 平忠常の乱の鎮圧に始まる源氏の台頭と、それを危惧した院の対抗馬としての平氏起用を描いた巻。院の重用を利用した平清盛が平氏政権を樹立すると、行き過ぎた政策は貴族や寺社勢力、...
歴史小話

【小話】奈良〜平安時代 律令制の下で有名無実化していく郡司②

以前「小話」で、律令制の下で有名無実化していく郡司について書いた。郡司が国司の下で中央政府から収奪されていく様子を、過重労働の面から書いてみた。戸籍作成をはじめとする膨大な文書作成業務が郡司に降りかかり、作業効率が低下し、割に合わないとう郡...
歴史小話

【小話】平安時代 地方の最大の収奪者たる王臣家

画像は平治物語絵巻(出典:国立国会図書館デジタルコレクション) 奈良時代や平安時代を考える際に、王臣家の存在を抜きにすると分からなくなる。これまで天皇や摂関家、公卿、国司の動向に注目していたが、これでは理解が不十分であることを『武士の起源を...
歴史小話

【小話】古代から戦後まで各地で多くの命を奪った病気 マラリア

マラリアと聞くと、近現代の病気というイメージがある。自分が知っているのは、戦時中に多くの日本軍が海外でマラリアに苦しめられたことと、世界では現在でもマラリアは怖い病気であり、海外に渡航する際には予防接種を受けた方がいいということだ。10年く...
本のレビュー

【本のレビュー】小林照幸『毒蛇』猛毒のハブの血清づくりに取り組む医学者たちの闘い

ツツガムシ病について書いた『死の虫』、日本住血吸虫症について書いた『死の貝』、そしてフィラリア症(象皮病)についての『フィラリア』に続き、小林照幸氏の著書である『毒蛇』を読んでみた。上の三冊と同様に、昔から住民を苦しめてきた病気、ここではハ...
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