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本のレビュー

『日本史の謎は「地形」で解けるー環境・民族篇』竹村公太郎

総評建設省でダムや河川事業に携わり、実際現地の最前線で働いてきた経験を持つ、いわば地形のプロが書いた本。日本の歴史や文化を地形から読み解いていて、資料を調べたり政治や経済から歴史を語った本とは違う楽しさを得られる本。シリーズ三部作の第三弾。...
歴史小話

【小話】牛車専用道路 車石

画像は歌川広重の東海道五十三次 大津走井茶屋(出典:国立国会図書館デジタルコレクション) 2021年は丑年なので、今回は牛の話を。竹村公太郎氏の『日本史の謎は「地形」で解ける―環境・民族篇』に車石のことが書かれている。車石とは、江戸時代後期...
歴史小話

【小話】紅白歌合戦の紅白はなぜ赤色と白色なのか

毎年恒例の紅白歌合戦。なぜ赤色と白色という色分けなのだろうか。 そんなことを気にしたことは、ないのではないだろうか。赤組白組に分かれて対抗戦をするのは、紅白歌合戦に限られてものではないし、誰もが幼い頃から、保育園や幼稚園の運動会で体験してい...
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和歌山県

【旅エッセイ】日本一周旅5日目 和歌山県 感動よりも委縮が勝る那智の大滝

旅の5日目は那智大社に行った。那智の大滝が有名な場所だ。昨日と同じ様に紀伊勝浦駅からバスに乗るが、25分ほどで大社前のバス停に着く。少し手前の大門坂で降りると、石畳の続く熊野古道を歩くことができるのだが、スケジュール上カットすることにした。...
和歌山県

【旅エッセイ】日本一周旅4日目 和歌山県 熊野三山の歴史を知る一日

旅の4日目は和歌山県にある熊野三山に行った。世界遺産に登録されている有名な観光地だ。前日に紀伊勝浦駅にある安いビジネスホテルに泊まり、紀伊勝浦駅からバスで神社を巡った。駅の近くにある熊野交通でバスのフリーパスを買い、それを使って熊野本宮大社...
本のレビュー

おすすめの本

「旅の拾いもの」で日本一周の記事を書いていると、日本の歴史に興味を持ってしまった。食べ物やお寺のことといった、文化についてはもっと知りたいと思っていたが、「日本史」という歴史に対しては興味はあまり持てないと思っていた。寺や当時の庶民の暮らし...
和歌山県

【旅の拾いもの】日本一周4日目・5日目 和歌山県 熊野詣から知る日本の中世 参考文献

熊野詣について調べていると、次から次へと興味のあることが出てきて、その都度、本を買ったり借りたりした。その道の専門家が書いた文章は説得力があるし、分かりやすい。熊野信仰の歴史や遊行聖について興味を持った方は、今回調べる際に読んだ本をまとめた...
和歌山県

【旅の拾いもの】日本一周4日目・5日目 和歌山県 熊野詣から知る日本の中世⑤

小栗判官唱導に使われた説経節で有名なものに「小栗半官」の物語がある。これも、熊野の歴史を調べていると必ず出てくる。ハッピーエンドで終わるストーリー性のある物語で、時宗はこれを布教に使って熊野詣の勧進を行った。 簡単に物語を説明すると、主人公...
和歌山県

【旅の拾いもの】日本一周4日目・5日目 和歌山県 熊野詣から知る日本の中世④

山伏もう少し先達を掘り下げて、山伏についてみてみることにする。先ほどは関所を無料で通過できる山伏やそれをいいことに隠密活動をする山伏がいたことや、山道で関銭を要求する山伏について書いた。今度は檀那を獲得する山伏について書いてみたいと思う。山...
和歌山県

【旅の拾いもの】日本一周4日目・5日目 和歌山県 熊野詣から知る日本の中世③

武家による熊野詣承久の乱後は上皇の熊野御幸はほとんど行われなくなる。後嵯峨上皇の2回と亀山上皇の1回が行われたのみで、その後はなくなる。しかし熊野詣が全く行われなくなった訳ではなく、貴族の中には引き続き熊野に参詣する者もいた。王子の多くが破...
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