歴史小話 【小話】分かりずらい古代の荘園を理解するうえで押さえておきたいこと 画像は一遍上人絵詞(出典:国立国会図書館デジタルコレクション) 日本史を学ぶ学生を悩ませるもののトップは中世の荘園制と近世の貨幣制度らしい。教える側の教師や塾の先生も、同じように思う人が少なくないらしい。自分も例に漏れず荘園制についての理解... 2022.01.04 歴史小話
本のレビュー 【本のレビュー】平安時代 『日本の歴史6 武士の登場』竹内理三 画像は平治物語絵巻(出典:国立国会図書館デジタルコレクション) 概略 平忠常の乱の鎮圧に始まる源氏の台頭と、それを危惧した院の対抗馬としての平氏起用を描いた巻。院の重用を利用した平清盛が平氏政権を樹立すると、行き過ぎた政策は貴族や寺社勢力、... 2021.12.31 本のレビュー
歴史小話 【小話】奈良〜平安時代 律令制の下で有名無実化していく郡司② 以前「小話」で、律令制の下で有名無実化していく郡司について書いた。郡司が国司の下で中央政府から収奪されていく様子を、過重労働の面から書いてみた。戸籍作成をはじめとする膨大な文書作成業務が郡司に降りかかり、作業効率が低下し、割に合わないとう郡... 2021.12.28 歴史小話
歴史小話 【小話】平安時代 地方の最大の収奪者たる王臣家 画像は平治物語絵巻(出典:国立国会図書館デジタルコレクション) 奈良時代や平安時代を考える際に、王臣家の存在を抜きにすると分からなくなる。これまで天皇や摂関家、公卿、国司の動向に注目していたが、これでは理解が不十分であることを『武士の起源を... 2021.12.24 歴史小話
歴史小話 【小話】古代から戦後まで各地で多くの命を奪った病気 マラリア マラリアと聞くと、近現代の病気というイメージがある。自分が知っているのは、戦時中に多くの日本軍が海外でマラリアに苦しめられたことと、世界では現在でもマラリアは怖い病気であり、海外に渡航する際には予防接種を受けた方がいいということだ。10年く... 2021.12.21 歴史小話
本のレビュー 【本のレビュー】小林照幸『毒蛇』猛毒のハブの血清づくりに取り組む医学者たちの闘い ツツガムシ病について書いた『死の虫』、日本住血吸虫症について書いた『死の貝』、そしてフィラリア症(象皮病)についての『フィラリア』に続き、小林照幸氏の著書である『毒蛇』を読んでみた。上の三冊と同様に、昔から住民を苦しめてきた病気、ここではハ... 2021.12.17 本のレビュー
歴史小話 【小話】激痛に苦しみながら死に、助かっても肉の壊疽を起こす恐怖の猛毒 ハブ咬症 『毒蛇』(小林照幸著)にはハブの怖さが書かれている。ハブに咬まれるとすぐに激痛が起こり、患部は紫色に変色してみるみる2倍3倍にも腫れあがり、時間が経つほど苦しみは酷くなり、内出血による血圧低下で急性循環器障害が起こり、死亡する。ハブに咬まれ... 2021.12.14 歴史小話
未分類 【小話】古代から精神的な苦痛をもたらし差別を助長した病気 フィラリア症 画像は『病草紙』(出典:国立国会図書館デジタルコレクション) 平安時代頃の病気を書いた絵巻物に『病草紙(やまいのそうし)』というものがある。平安時代末期か鎌倉時代初期の作といわれる、当時の病気や奇形の話を描いた絵巻である。そこに足が象の皮の... 2021.12.03 未分類
山梨県 【旅エッセイ】山梨県の地方病と果樹園 こちらの記事はメインブログに移動しました↓ 【旅エッセイ】山梨県の地方病と果樹園 | 四季を気ままに旅をする (shikikimama.com) 2021.11.30 山梨県
歴史小話 【小話】毎年夏になると米どころ新潟・秋田・山形で発症し村人の命を奪った病気 ツツガムシ病 かつて日本の米どころである新潟・秋田・山形では、毎年夏になると原因不明の高熱が出て相次いで死者が出た。村の人々は長年の経験から、河原や中洲の草むらに入ると虫に刺され発症することを知っており、その土地に安易に近寄ることを禁止していた。しかし、... 2021.11.12 秋田県山形県歴史小話新潟県