しききまま

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京都府

【小話】平安時代 市聖 空也

平安時代中期を代表する僧に空也(くうや。こうやとも)がいる。民衆の中に入り念仏を唱え、難解な教学仏教を説くことをせず、除災と招福を求める民衆の要望に応えた世俗的な紗弥の仏教を貫いた人物として知られている。 若い頃は優婆塞(うばそく・民間の宗...
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【本のレビュー】平安時代 『律令国家の転換と「日本」』坂上康俊

本の紹介 奈良時代末期~平安時代初期を主に扱った本。題名にあるように、この時期は律令国家が「転換」した時代である。9世紀に天皇の権威が確立してゆくなかで、中央では藤原氏北家による摂関制度が成立し、地方では郡司の没落と国司の受領化が進展し、「...
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【本のレビュー】奈良時代『日本の歴史4 平安京』北山茂夫

概略 公地公民の制が崩れていくなかで藤原北家が摂関政治を確立していく過程を描いた巻。扱う時代は、770年(宝亀1年)の光仁天皇の即位から966年(康保3年)の村上天皇の崩御までの約200年となる。約400年続き、前・中・後期に分けられる平安...
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【本のレビュー】奈良時代 おすすめの本

奈良時代について知りたいと思い、何冊か本を読んでみたら、思いのほか面白い本がありました。 奈良時代は自分の中ではマイナーな時代で、全くと言っていいほど興味がありませんでしたが、読んだ本のおかげで、その独特な時代感に引き寄せられ、興味の尽きな...
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【小説のレビュー】奈良時代 『国銅』帚木蓬生

あらすじ 都に献上する銅を作るため、長門周防の銅山で鉄槌を振るい岩壁を砕く、若き国人。雪が積もれば崩れてしまうような掘立小屋で眠り、朝の暗いうちから山の中腹まで登り穴の中に入り、松明の薄明かりの下で岩を削り、砕いた石を背負子(しょいこ)に入...
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【本のレビュー】奈良時代『若い人に語る奈良時代の歴史』寺崎保広

本の紹介 奈良時代に興味がある人におすすめの本。若い人に歴史の楽しさを味わってもらいたいとの思いで、分かりやすく奈良時代のことを解説している本。題名は「若い人に語る」となっているが、奈良時代のことを少し深く知りたいという「気持ちの若い」人に...
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【小話】奈良時代 正倉院の価値

『日本の歴史3 奈良の都』に「正倉院宝庫とその収蔵品の特殊性は、それが発掘された遺品ではなく、伝世品、すなわち数十世代の人々によって守られ世に伝えらえてきた品だという点にある」と書かれている。単に1200年前の遺品ならそれほど珍しいものでは...
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【小話】奈良時代 子供の成長を願う平城京の呪い(まじない) 胞衣壺

現在よりも医療が遅れ衛生環境が悪かった奈良時代は、疫病が何度も蔓延した。貴族と呼ばれる五位以上の官人には政府から薬が配給されることがあったが、六位以下の下級官人には「生水を飲むな、葱を食べろ」というお達しが来るだけだった(青木和夫『奈良の都...
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【小話】奈良時代 土馬

八百万神のという言葉があるように、古代の日本人は至る所に神がいると考えていたが、自然や物だけでなく病気にも神の存在を見いだしていた。流行り病や治療不可能な重病は疫神(えきしん)によるものだと信じられ、疫病が蔓延すると疫神が退散するよう祈禱を...
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【小話】現代 お寺と方角

天子南面について調べていたら、仏教にはそれぞれの宗派が大事にしている方角があることを知った。仏教では十の方角に極楽浄土があり、それぞれの方角に仏がいると考えられているらしい。本殿に祀るご本尊によって、その極楽の場所が違い、本殿の向きや門の位...
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