奈良時代

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小説のレビュー

『天平の甍(いらか)』井上靖

あらすじ天平四年(732年)、大安寺の僧普照(ふしょう)は未だ戒律の具(そな)わっていない日本に伝戒の師を招くために唐に渡る。激しい暴風雨や波で大きく揺れる船の中、生きた心地のしない航海を三カ月続けようやく入唐し、唐で10年勉強三昧の日々を...
歴史小話

【小話】遣隋使の船の帆

第一回の遣隋使が派遣されたのは、聖徳太子が摂政の地位にいた600年(推古8年)のこと。あまりに古いことで遣隋使の船がどのようなものだったのかは知る由はない。これより時代の下る遣唐使の船でさえ、どのような船だったのかは不明であり、当時の船を知...
歴史小話

【小話 古代】持衰②神へ捧げられた神主

持衰(じさい)について、何か本に書かれていないかネットで調べてみたら、宮本常一の『炉辺夜話』に書かれていることが分かり、読んでみた。本にはこのようなことが書かれている。 実は日本の遣唐使節が中国へ行きます時に、必ず船に〈持衰〉というものが乗...
歴史小話

【小話 古代】持衰①航海の結果が生死を決めるシャーマン

中公文庫『日本の歴史1 神話から歴史へ』で持衰というものを知った。「じさい」と読む。安全に航海を行うことを役割とするシャーマンで、『魏志倭人伝』に書かれているのだが、これがまたインパクトがある。 古代、邪馬台国は中国にしばしば使節を送ったが...
旅の拾いもの

【柴又帝釈天】庚申待 帝釈天信仰や庚申信仰、暦、講、縁日などについて

メインサイト(綴る旅)で柴又帝釈天の記事を書いていたら、庚申待(こうしんまち)というものを知った。60日ごとにめぐってくる庚申(こうしん)の日に、地域の者が集まり夜通し朝まで起きている行事だ。江戸時代には日本の各地にあり、昭和三十年代まで全...
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