【旅のひろいもの】世界遺産の名に恥じない古寺 元興寺

奈良県

奈良県の観光名所の中で、世界遺産の古都奈良の文化財に指定されているものは、東大寺、興福寺、薬師寺、唐招提寺、元興寺、春日大社、平城宮跡だ。

その中で、恐らく一番知名度が低いであろう寺院は、元興寺だろう。興福寺の近くにあり、古い町並みが残り食べ歩きを楽しめるならまちがあるが、訪れる人は法隆寺や東大寺、興福寺に比べて少ない。

そんな元興寺も参拝してみると、意外に見どころが多い。元興寺で一番知られている見どころが、瓦だ。飛鳥時代に作られたものと言われている、日本最古の瓦が現役で使われている。

瓦を使った建物は重く、それを支える木や礎石を調達するにはお金かかり、古代では寺院は権力の象徴だった。元興寺の前身は、蘇我馬子が飛鳥に造った氏寺の飛鳥寺とされている。

物部守屋を筆頭とする廃仏派を、聖徳太子と共に倒した馬子が日本で初めて本格的に造った寺院である。そのため、百済から伝わった先進技術を用いられ、他の南都七大寺の寺院と比べて高い建築技術があった。

それだけでなく、学問をリードし、数々の名僧を輩出し、各方面で指導的な役割を果たし、日本の仏教の発展に貢献したという。そんなことを参拝の際にいただいたパンフレットで知れ、往時の名残を宝物館の展示で感じることができる。

そうした歴史を知らなくても、境内にある整然と並べられた浮図田(ふとでん)は見ごたえがある。五輪塔や宝篋印塔(ほうきょういんとう)、板碑などの、様々な石塔を目にすることができる。

境内は小さいが、瓦に宝物館に石塔にと、見どころがあり、決して世界遺産の名に恥じない古寺である。

それにしても飛鳥時代の瓦が現在も使われているのには、驚きを隠せない。瓦はそんなに持つものなのだろうか。そんな疑問を持たれた方は、【旅エッセイ】最古の瓦の残る奈良の古寺 元興寺 の記事もご覧いただければと思う。

また、元興寺が奈良時代いかに大きかったかや、どのような影響力があったかは、メインサイトで書いているので、興味のある方はこちらをどうぞ↓

【奈良】かつて南都七大寺をリードした古寺 世界遺産元興寺(日本一周補完の旅5日目①) | 綴る旅 (tsuzuritabi.com)

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