【京都府】つくられた景観だからこそ素晴らしい京都

京都府

しかし日本の各地を歩くと、どこも、つくられた景観だった。奈良のような昔からある建物も、修復の度に新たな木材に替えられている。そんなことを知ると、京都への嫌悪感はなくなり、むしろお金をかけて建物を保存し、観光地として整備していることに有難さを感じ、魅力を感じるようになった。

京都の景観は全国でも群を抜いている。趣のある和式建築の建物、電柱の地中化、ビルなどが保存地区に目に入らないようする条例。そういったことは全国の観光地で行われているが、京都はその規模がでかい。清水寺と嵯峨嵐山は特に凄い。

清水寺周辺の一念坂・二寧坂・産寧坂、清水坂や八坂神社、祇園周辺は唯一無二の場所である。美しい景観に独特の雰囲気がある。

嵐山は自然が凄い。竹林の小径は各地にあるものよりも長く広く、渡月橋から見渡す嵐山一帯の人工物のない景観は、全国でも群を抜いている。

京都市が景観が失われないように保存地区として扱っているため観光客は素晴らしい景観を目にすることができる訳だが、これほど広大な景観を楽しめる所はそうない。

趣ある建物で評判なのが石川県の金沢のひがし茶屋街や主計町茶屋街だろう。歩くと素晴らしいと感じるが、同時に京都の方が規模が大きくて凄いなと思う。足立美術館のように借景を損なわないように山を買い取っている所は嵐山以外にもあるが、一千年の歴史を想起させる点においては嵐山には及ばない。

自分が歩いた限り、日本各地にある重要伝統的建造物群保存地区はどこも素晴らしい。こじんまりとしていてもそこには歴史があり、訪れる者にいろいろな思いを思い馳せさせる。だからこそ、その規模が大きい京都は、なおのこと素晴らしい観光名所に思えるのだ。

コメント

タイトルとURLをコピーしました