しききまま

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歴史小話

【小話】激痛に苦しみながら死に、助かっても肉の壊疽を起こす恐怖の猛毒 ハブ咬症

『毒蛇』(小林照幸著)にはハブの怖さが書かれている。ハブに咬まれるとすぐに激痛が起こり、患部は紫色に変色してみるみる2倍3倍にも腫れあがり、時間が経つほど苦しみは酷くなり、内出血による血圧低下で急性循環器障害が起こり、死亡する。ハブに咬まれ...
未分類

【小話】古代から精神的な苦痛をもたらし差別を助長した病気 フィラリア症

画像は『病草紙』(出典:国立国会図書館デジタルコレクション) 平安時代頃の病気を書いた絵巻物に『病草紙(やまいのそうし)』というものがある。平安時代末期か鎌倉時代初期の作といわれる、当時の病気や奇形の話を描いた絵巻である。そこに足が象の皮の...
山梨県

【旅エッセイ】山梨県の地方病と果樹園

こちらの記事はメインブログに移動しました↓ 【旅エッセイ】山梨県の地方病と果樹園 | 四季を気ままに旅をする (shikikimama.com)
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歴史小話

【小話】毎年夏になると米どころ新潟・秋田・山形で発症し村人の命を奪った病気 ツツガムシ病

かつて日本の米どころである新潟・秋田・山形では、毎年夏になると原因不明の高熱が出て相次いで死者が出た。村の人々は長年の経験から、河原や中洲の草むらに入ると虫に刺され発症することを知っており、その土地に安易に近寄ることを禁止していた。しかし、...
歴史小話

【小話】平安時代 刀伊の入寇に見られる朝廷の地方軽視

画像は年中行事絵巻9巻(出典:国立国会図書館デジタルコレクション) 寛仁3年(1019年)、刀伊の入寇という一大事件が起こる。高麗の方からやってきた50隻もの賊船が対馬・壱岐を襲撃し、140人もの島人が殺され、200人以上がさらわれた。賊船...
本のレビュー

本のレビュー『病が語る日本史』酒井シヅ

中公文庫の日本の歴史5巻『王朝の貴族』を読んだ時、平安時代に既にマラリヤがあったことは意外だった。マラリヤといえば、戦時中に日本軍が苦しめられたことが有名だが、そんな昔から存在していた病気だとは思わなかった。考えてみたら平安時代にはインフル...
歴史小話

【小話】奈良時代 日本に薬草の知識をもたらした鑑真

奈良時代の名僧と知られる鑑真は、日本に戒律をもたらした。鑑真によって日本の戒律制度は急速に整備されていった。律宗と天台宗を兼学していた鑑真は、天台宗の経典も日本にもたらした。鑑真によって天台宗の教義が広まり、後に最澄が活躍する土壌がつくられ...
歴史小話

【小話】平安時代 薬として食された牛乳

画像は国牛十図 (出典:国立国会図書館デジタルコレクション) 平安時代の食事は今日のそれと比べると貧相なものに思われてしまう。贅沢を尽くした貴族といえども、美味しい物をたらふく食べたとは思えないし、食事に関しては現代生きていてよかったと思っ...
歴史小話

【小話】平安時代 虫を恐れた平安時代の人々

画像は病草紙(出典:国立国会図書館デジタルコレクション) 庚申信仰について調べた時、平安時代の貴族は三尸虫(さんしちゅう)という目に見えない虫を恐れていたのを知って、昔の人は随分と迷信深かったものだと思った。現代よりも医学が未発達で衛生状態...
歴史小話

【小話】平安時代 加持祈祷と調伏

平安時代の貴族は病気になると、医者よりもまずは祈祷師を呼んだ。当時は病気が発症するともののけや怨霊の仕業だと考え、病人に憑りついたもののけや怨霊を追い出すことに専念した。僧侶や陰陽師を祈禱師として呼び、よりましという病人に憑りついたもののけ...
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