飛鳥時代

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奈良県

【旅のひろいもの】世界遺産の名に恥じない古寺 元興寺

奈良県の観光名所の中で、世界遺産の古都奈良の文化財に指定されているものは、東大寺、興福寺、薬師寺、唐招提寺、元興寺、春日大社、平城宮跡だ。 その中で、恐らく一番知名度が低いであろう寺院は、元興寺だろう。興福寺の近くにあり、古い町並みが残り食...
奈良県

【旅のひろいもの】古代寺院建築を支える和釘 たたらで作られる純度の高い釘

薬師寺を参拝した時に、資料館のような展示場所で和釘を見た。釘というと西洋のイメージがあるが日本にも古代から釘があったのか、と驚き、写真を撮った。 旅を終えてから、和釘が寺院建築に欠かせないものだと知った。法隆寺と薬師寺を改修した宮大工の棟梁...
奈良県

【本のレビュー】奈良を旅する前に読んでおいて損のない一冊『奈良の寺 世界遺産を歩く』

こんな本 以前、奈良の古寺巡りにお勧めの本を2冊紹介したが、 (『木に学べ』と『宮大工と歩く奈良の古寺』) より広く深く知りたい方は、『奈良の寺 世界遺産を歩く』がお勧めだ。 奈良の文化遺産を研究・普及している奈良国立文化財研究所で働く研究...
奈良県

【エッセイ】拝観料を高いと思わせない法隆寺の魅力

法隆寺の拝観料は日本一高いのではないか。 2022年に旅をするまではそう思っていた。 2023年時点での法隆寺の拝観料は1,500円で、これは東大寺や興福寺などの奈良の世界遺産よりも高いし、平等院鳳凰堂や清水寺などの京都の世界遺産よりも高い...
歴史小話

【小話】飛鳥時代の目安箱?鐘匱(しょうき)の制

目安箱と言うと、江戸時代の8代将軍徳川吉宗の政策として歴史で習った覚えのある人が多いかと思う。戦国時代が好きな人は北条氏康が設置したことを知っている人もいるのではないだろうか。 吉宗の時の目安箱は、氏名と住所を記入することになっており、そう...
本のレビュー

『日本の歴史2 古代国家の成立』直木孝次郎

概略 飛鳥時代の天皇家が豪族から一段優位な地位を確保し、統一国家を組織してゆく過程を書いた巻。扱う時代は、継体天皇が磐余に都を置いた6世紀から日本書紀の記述が終わりとなる持統天皇の譲位の7世紀の終わりまでとなる。 日本の古代史で華があるのは...
歴史小話

【小話 古代】持衰②神へ捧げられた神主

持衰(じさい)について、何か本に書かれていないかネットで調べてみたら、宮本常一の『炉辺夜話』に書かれていることが分かり、読んでみた。本にはこのようなことが書かれている。 実は日本の遣唐使節が中国へ行きます時に、必ず船に〈持衰〉というものが乗...
歴史小話

【小話 古代】持衰①航海の結果が生死を決めるシャーマン

中公文庫『日本の歴史1 神話から歴史へ』で持衰というものを知った。「じさい」と読む。安全に航海を行うことを役割とするシャーマンで、『魏志倭人伝』に書かれているのだが、これがまたインパクトがある。 古代、邪馬台国は中国にしばしば使節を送ったが...
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