病気

スポンサーリンク
歴史小話

【小話】古代から戦後まで各地で多くの命を奪った病気 マラリア

マラリアと聞くと、近現代の病気というイメージがある。自分が知っているのは、戦時中に多くの日本軍が海外でマラリアに苦しめられたことと、世界では現在でもマラリアは怖い病気であり、海外に渡航する際には予防接種を受けた方がいいということだ。10年く...
本のレビュー

【本のレビュー】小林照幸『毒蛇』猛毒のハブの血清づくりに取り組む医学者たちの闘い

ツツガムシ病について書いた『死の虫』、日本住血吸虫症について書いた『死の貝』、そしてフィラリア症(象皮病)についての『フィラリア』に続き、小林照幸氏の著書である『毒蛇』を読んでみた。上の三冊と同様に、昔から住民を苦しめてきた病気、ここではハ...
歴史小話

【小話】激痛に苦しみながら死に、助かっても肉の壊疽を起こす恐怖の猛毒 ハブ咬症

『毒蛇』(小林照幸著)にはハブの怖さが書かれている。ハブに咬まれるとすぐに激痛が起こり、患部は紫色に変色してみるみる2倍3倍にも腫れあがり、時間が経つほど苦しみは酷くなり、内出血による血圧低下で急性循環器障害が起こり、死亡する。ハブに咬まれ...
スポンサーリンク
歴史小話

【小話】戦後 食糧難と寄生虫と人糞肥料と肥溜めと

平安時代のことを調べていたら古代の人たちがいかに「虫」による病気に苦しめられてきたか知った。蚊に刺されると高熱が出て命を落とすマラリア、ダニに刺されると高熱で死んでしまうツツガムシ病、住血吸虫に感染すると腹が膨れて死んでしまう地方病、線虫が...
歴史小話

【本のレビュー】小林照幸『フィラリア』 精神的苦痛を伴う不治の風土病の根絶に立ち向かう医師たちの記録

戦後根絶されたフィラリアという病気は、現在では犬が罹る病気として知られている。「フィラリア」とネットで検索しても犬の病気としてしか出てこず、かつて人間を苦しめたことは今では過去のものとなっている。しかし、「象皮病」と検索してみると、衝撃的な...
山梨県

【旅エッセイ】山梨県の地方病と果樹園

旅をするようになってから、山梨県が好きになった。東京からのアクセスがよく、日帰りでもちょっとした旅行気分を味わえるし、大好きなぬる湯があり、フルーツやワイン、ほうとうや馬刺しなどの郷土料理も楽しめる。そんな山梨県に興味を持ち始めた数年前、春...
本のレビュー

【本のレビュー】林正高『寄生虫との百年戦争』フィリピンで長年シスト(日本住血吸虫症)絶滅のために活動する医師の物語

かつて戦後まで山梨の人たちを苦しめてきた地方病に興味を持ち調べていたら、フィリピンで活動する林正高医師を知った。ODAで12年フィリピンでシスト(日本住血吸虫症・地方病のこと。本ではシストとしているため、以下シストと記す)患者の治療に当たり...
本のレビュー

【本のレビュー】小林照幸『死の貝』世界で唯一日本住血吸虫症を克服した先人達の胸が熱くなる物語

日本にはかつて、水田に入ると足がかぶれて熱が出て死んでしまう病気があった。顔色が黄色くなり手足は瘦せ衰え、腹ばかりが膨れて太鼓のようになり、歩けなくなり死んでしまう病気で、山梨・広島・福岡・佐賀の4県の一部の地域でみられた。山梨は甲府盆地の...
歴史小話

【小話】水田に入ると発症し死に至る恐ろしい病気 日本住血吸虫症

かつて日本の一部の地域では、水田に入ると足がかぶれて熱を出し、手足は衰え歩けなくなり、腹だけが膨れて死んでいく「日本住血吸虫症」という病気があった。以前記事にしたツツガムシ病もそうだが、農作業で命を落とすという、現代では考えられないことが戦...
本のレビュー

【本のレビュー】小林照幸『死の虫』北里柴三郎やベルツでさえも解明できなかった病気に命を懸けて挑んだ医師たちの物語

日本の米どころ新潟・秋田・山形の3県の河川の流域には、かつてツツガムシ病という恐ろしい病気があった。毎年夏になると河川の近くに住む村人たちが原因不明の病気にかかり、高熱が出て相次いで死んでしまう。明治時代の新潟のある村では、ひと夏で30もの...
スポンサーリンク
タイトルとURLをコピーしました